【jeebu認定セラピストが教える】~漢方のこと~

東洋医学

「漢方」という字だけをみると、少し難しく感じる方もいらっしゃるかもしれません。

「漢方」について、難しい、よくわからない、歴史がある、など、名前は聞いたことはあるけど
イメージできない方も多いのではないのでしょうか?

そもそも漢方とはなんなのか、というところから説明していきます。

漢方とは何か?

漢方の始まりは、5世紀のはじめ、朝鮮半島を経由して中国医学が日本に伝わったことが始まりと言われています。

漢方は身体全体を整え、自然に身体の治癒能力を高めることを基本にしています。
身体は、「気・血、水」という3つの要素から構成されており、
バランスが大切とされています。



この3つのバランスが崩れてしまうと、身体に不調がでてきます。放っておくと悪化し病気などを患うことが多いです。漢方はそうしたバランスの崩れを解消し、身体を正常な状態に戻す働きをします。

気(き)・・「気」は熱、エネルギーそのものです。元気の「気」です。内臓をしっかり働かせてくれたり、人が生きるための必要なものになります。「気」は「血」に運ばれ、全身に巡ります。
「気」に異常があるとイライラ、冷え、疲労、不安、不眠、頭痛などに現れます。

血(けつ)・・主に血液をさします。身体中に「気」を運ぶ働きをします。
「血」が減ると自然と「気」の巡りも悪くなります。
「血」に異常がでると「気」の異常と便秘、肩こり、肌荒れ、貧血などが現れます。

水(すい)・・主に血液以外の体液(唾液、リンパ液など)をさします。
人間の身体は3分の2が水分のため、潤いを整えるために重要です。
「水」に異常があるとめまい、耳鳴り、むくみが現れます。

漢方薬

漢方の知識で薬を出すのが漢方薬。漢方薬とは、自然界にある植物や鉱物、動物などからできている生薬を複数種類組み合わせたものをさします。どの生薬をどのくらい組み合わせるとどういった効果が得られるか、どのような毒性が作用するかは長い年月をかけて行われた治療によって確かめられ、漢方処方として作り上げられました。人間が本来持っている自然治癒力を高め、症状の原因を解消していきます。

漢方を有効活用するには

漢方の考え方には、日々をより健やかに美しく生きる知恵がつまっています。
生活リズムが変化し、身体のバランスが大きく変わったり。女性は、月経や出産など
漢方はそういった身体の変化に対応し、整えていきます。

症状ひとつだけを見るのではなく、身体全体、その人そのものを見ます。また、身体と心は繋がっているという考え方から、心のはたらきもその人の一部として考えます。
なんとなく不調が続いてる、あちこちがしっくりこないというとき、漢方を取り入れてみてください。

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