15分の仮眠がもたらすメリット

健康のこと

疲れた脳をリフレッシュさせ、仕事のパフォーマンンスを高めるには仮眠が有効とされており、化学的にも効果が実証されています。

この仮眠のことをパワーナップといい、社会学者ジェームズ・マース氏が提唱した短時間の仮眠を仕事のパフォーマンスに繋げようという試みで、NASA(アメリカ航空宇宙局)をはじめ、GoogleやApple等の世界的企業ではオフェスに仮眠スペースを設けるなど積極的に取り入れられています。

デスクワークや長時間の作業は思った以上に脳が疲れており、短時間の仮眠をとることで、疲れを軽減し疲労回復に効果が期待できます。
最適な仮眠時間は15~20分です。20分以上の昼寝は、身体が熟睡モードに切り替わってしまい、目覚めが悪くなってしまいます。

仮眠の効能

  • 疲れのリセット
  • ストレスの解消
  • 注意力54%向上
  • 認知能力34%向上
  • 脳の老化が遅れる
  • 幸福度が高くなる

NASAが仮眠に関する実験で、宇宙飛行士に昼間26分間の仮眠をとらせたところ
注意力54%向上、認知機能が34%向上したというデータがあります。

そして、アテネ大学医学部の教授が発表した研究結果は、
20才~86才の健康な男女2万人以上を約6年にわたって調査したところ、週3回以上・昼寝をしたグループは、昼寝をしていないグループと比べて死亡率が37%低かったそうです。

上記2つの研究結果から、仕事の合間に仮眠をとると、理解力や判断力、注意力が向上し
仕事の質も高まることが分かります。

夜間の睡眠で疲労がとれない、休養感が得られていない方は、鬱病にかかるリスクも高まります。
体内のストレスホルモンの増加や、感情をコントロールする機能の低下を招くことも判明されています。

「日中必ず決まった時間に集中力が切れる」、「午後になると睡魔に襲われる」といったことに
心当たりがある人は、日々の生活に15分の仮眠を取り入れてみてはいかがでしょうか?

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