首を寝違えやすい人の特徴とは?
「寝違え」は医学的な病名ではなく、正式には「急性疼痛性頸部拘縮(きゅうせいとうつうせいけいぶこうしゅく)」といいます。
不自然な体勢で長時間寝てしまった時に首に負担がかかってしまい、筋肉や靭帯に急性の炎症が起こり、痛みや動かしにくいといった症状が出ると考えられています。
不自然な体勢で寝てしまう原因として考えられるのは
- 疲労やストレス
- 深酒などで寝がえりの回数が減る
- 寝具・枕があっていない
- 首肩周りの血流が悪い
また、冷えやすい夜や朝、冷房が効いた部屋に長時間居ると血行が悪くなるため
首が寝違えを起こしやすくなります。
寝違えの治し方
寝違えてしまったら、まずは痛みがあるところを安静にすることが大切です。
無理に動かしたりしないようにしましょう。炎症がひどくなりよけいに痛みが増す場合があります。
寝違えた時に押すツボ
・落枕(らくちん)
手の甲の人差し指と中指の骨が交わるところです。寝違えの代表的なツボです。
寝違えを防ぐ対策
寝違えを防ぐには、寝ている間の姿勢と睡眠までの過ごし方の両方が大切です。
・枕を見直す
首は4~6㎏の重さがある頭を常に支えています。自分に合ってない枕を使っていることで、寝ている間に首や背中に無理な負担をかけている可能性があります。
・布団・マットレスを見直す
布団やマットレスの硬さも自分に合っているか見直すことが大切です。
柔らかすぎる、硬すぎるものは身体に負担がかかってしまいます。
・部屋の温度調節
冷暖房を使用する際は、夏場約25~26度、冬場約22~23度くらいの適温に合わせるように設定しましょう。寝るときは、首肩周りはできるだけ冷やさないように掛布団などをかけるようにしましょう。
・泥酔した状態で寝ない
泥酔した状態では寝返りが少なくなったり、不自然な体勢で寝てしまいがちです。
酔って帰ってきた際は一旦酔いを覚ましてから寝ることが大切です。
・運動やストレッチを習慣化する
運動不足やデスクワーク中心の生活は、寝違えが起きやすくなる原因の1つです。
運動やストレッチで、常に筋肉が固まっていない状態にしましょう。
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