ドライヘッドスパで認知症予防??
脳の循環が悪いと認知症のリスクを上がると知っていましたか?
脳の血流だけでなく、脳脊髄液の循環がとても大事だと言われています。
脳脊髄液は、脳や脊髄の周囲に存在する透明で無色の液体で、脳室系で生成され、そこから脳や脊髄の表面に流れ、その後再吸収され循環しています。
脳脊髄液の主な機能としては
1. 保護
脳や脊髄を外部からの衝撃や振動を脳脊髄液が脳の周囲にクッションのように存在することで、急な衝撃や振動が緩和され脳へのダメージが軽減されています。
2. 栄養供給
脳脊髄液は脳や脊髄に栄養素や酸素を供給しているお陰で、神経細胞が正常に機能し続けます。
3. 廃棄物の排出
代謝産物や不要な物質を除去する役割を果たしていて、脳内の廃棄物を拾い集め、脳室系を通じて排出しています。
4. 脳の浮力と温度調節
脳脊髄液は脳を浮かせ、軽く保ち、体温も安定させる助けもしています。
脳脊髄液の循環は、中枢神経系の健康と正常な機能を維持するために重要です。
この中でも特に注目して頂きたいのが、老物の排出です!
脳の老廃物は脳の活動(思考、感情、知覚、運動など)により、神経細胞同士のシナプス伝達や化学反応によって行われることで、化学物質が生成され、その結果、代謝産物や老廃物が脳内に産生されます。
脳の老廃物は脳脊髄液や血液を通じて常に排出されていますが、脳が活動しているときも休息しているときも排出は行われています。
ただ、脳の活動が活発な状態(思考、学習、記憶の処理など)では、エネルギー消費が増加し、代謝産物や老廃物の生成量も増加するので、結果的に老廃物が溜まる事になります。
脳の健康を維持するためには、適切な栄養、十分な睡眠、適度な運動などが重要ですが、要は脳が活動していない時間である睡眠時間がとても重要と言う事です!
脳の老廃物が適切に排出されずに溜まると、さまざまな問題や健康リスクが引き起こされると考えられています
1. 神経細胞の損傷
脳の老廃物が蓄積すると、神経細胞に対する毒性やストレスが増加する可能性があります。特にタンパク質の異常な凝集体(例: アミロイドベータやタウ)が蓄積すると、神経細胞の機能や構造に影響を与え、神経細胞の損傷や死につながることがあります。
2. 神経変性疾患のリスク
アルツハイマー病ではアミロイドベータの蓄積が認知機能の低下や記憶障害を引き起こし、パーキンソン病では、α-シヌクレインの蓄積が運動機能の障害を引き起こします。
3. 認知機能の低下
アミロイドベータの蓄積が記憶や学習能力の低下と関連しています。また、老廃物がシナプスの機能を阻害することで、情報処理や認知機能が低下する可能性があります。
4. 炎症の増加
老廃物の蓄積は脳内で炎症反応を引き起こす可能性があり、炎症が神経細胞に対するダメージを増加させ、神経変性疾患の進行を促進する可能性があります。
5. 睡眠障害や精神症状
脳の老廃物の蓄積が神経回路の正常な機能を妨害すると、睡眠障害や精神症状が引き起こされることがあり、不眠・抑うつ・不安・注意力の低下などが引き起こります。
老廃物が貯まることで、認知症などのリスクが高まると言うことが分かってきているので、睡眠時間の短い日本では認知症になる方が多くなっていくと思われます。
睡眠を確保出来ない方は、ドライヘッドスパや頭の鍼で定期的に脳脊髄液の循環を良くしてあげて下さい!!
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